太西会 KUMITE+

糸東流空手道太西会 強化・準強化クラス組手コーチのブログ

*武道CAFE* “初心”エスプレッソ

f:id:kumiteplus:20181109013929p:plain

大人になった今でも自分にとっての

  「生きる上でのお守り」

 のようになっている事を

 皆さんにやんわりシェアしていくシリーズ

 *武道CAFE*

  

↓前回の武道カフェ「“初心”のミルフィーユ」

kumiteplus.hatenablog.com

 

 

前回の

 一般的“初心” に引き続いて

 

今回は、

 武道的 “初心” のお話ですので

  

内容は、ちょいとばかしエスプレッソのように濃いめ!

になりますので、どうかご理解の上お読みください

 

題して、

  “初心” エスプレッソ!

 

 

空手をはじめてから

ある程度の経験を重ねた選手、

  

初心から少し遠ざかっている選手…

 向けの

 

濃いーーーーーー 内容です。

  

ですのでできるだけやんわり、

 いきたいと思います。 

 

 

 

では、

武道的 “初心” のことば、

として・・・・

 

  いきます。

 

 上手の人に

打たれてみるべ

 

  山岡鉄舟

幕末・明治の剣術家・政治家)の言葉

※引用は、大森曹玄 著「山岡鉄舟だいぶハショってます。

  

要するに

 経験や年齢が進んで来たりして、

 ある程度自分の地位ができ、

 後輩が増えてきたり、

教え子も増えたりすると、

 自分の格好悪いところを見られるのが怖くなっていく

 

すると、人は…

 

なかなか唯打たれる事は出来ぬものなり

(by 鉄舟)

 

 それは、

 自身が

“恥じること” に躊躇して

成長するチャンスを

自分で失ってしまう

 ということなのかもしれません。

 

 

ちなみに、実際の僕の体験では、

 この先に続き

 があります。

 

 

これを聞いたのは、高校で主将になった頃

 とにかくがむしゃらに、

自分の高みを目指していた僕は

 率先して

 「強い選手には、

打たれにいく!」

 ということを、自分の課題にしました。

 

 幸いにも、強化選手の合宿などで

 学連No.1選手や現役ナショナルチームの方々と

 一緒に練習させてもらえる機会にも恵まれ

 「上手の人に打たれにいく!」

 には絶好のチャーンス!

  

しかし残念ながら、

 そのような 成人トップ選手達 

 高校生の僕 相手に

 本気で戦ってくれるわけがありません。

 

 「これじゃ、意味ないな…」

 

 そこで、僕が取った行動、、、

 

 じゃぁ、こっちから

本気で打ちに行くか!

 

そう、

 まずは、

 上手の人に

 “本気”

になってもらわないと!

  

大先輩方に本気になってもらうために

 まずはこちらから、

 

 本気で打ちにいく!

 

 すると、

 一流選手達からのお返事が

 こりゃまぁ懇切丁寧に返って来ます…

 

 本気の間合い、

 本気のタイミング、

 本気の気迫、

  etc ...

 

といった様々なものを

 これでもかっ!

 と浴びせてもらえました。

 

 ちなみに、いずれも絶大な攻撃力で

 (気分的な意味で)

僕の首が何個か

ふっ飛んでいきましたけど…

 

 素晴らしい技を受けるだけでなく

 「こいつは本気」だと

 先輩に感じてもらえたのか、

 後々も面倒を見てくださり

 多くのアドバイスを頂けました。

 

 多くの人がするように

いくつもの動画を観たり、

ただ試合を観たりするよりも

  

自分の今の状態に満足せず、

 失敗を恐れず、

 実際に自分より格上の相手と対峙することが、一番の勉強だと実感したのです。

  

 たとえ、

 仲間や後輩たちの前で

 ボコボコにされるとしても!

 

  以上が僕の解釈と行動の例です。

 

 

 ちょっぴり、濃すぎたかもしれません。

今回はエスプレッソなので、どうかお許しください。

 

 

 ありがとうございました。