極上の悔しさ
2019.8.3-4.
第19回全日本少年少女空手道選手権大会
(通称:全少)
が開催されました。
伝統空手(寸止め)とも呼ばれる
に所属する全流派の小学生を対象とした
空手キッズの夢舞台!!
出場するのは、各都道府県大会の
優勝・準優勝の上位2名+α
という超精鋭ばかり。
(特に大阪は、道場が多いため1競技100名程と選手層があっつい!)
普段はライバル同士の大阪の各道場も
この日は、“チーム大阪”として
我が太西会の西辻会長を総監督に一致団結☆
これもまた独特の雰囲気で面白い!
※当日は朝7:30 チーム大阪アップ風景
8月3日(土)組手競技
太西会からは4名がこの組手競技に出場しました。
まずは、1年生男子
☆初出場☆
植松 蓮
※今回大会でマイブームになった「いきますショット」
今年1月から太西会強化クラス入り
持ち前の身体能力を活かして
5月の大阪予選を準優勝で飾り出場権を獲得☆
とはいえ、まだまだ1年生…
初めて経験する強化クラスの練習に
戸惑うのも当然です。
まずは、この日まで
お母さん、お父さん、ご家族の皆さま
粘り強いサポートお疲れ様でした!
迎えた初戦…
全国大会の「THE初戦」という感じの
両者攻め合いの大接戦!を見事制し
5-5の先取勝ち
※先取:終了時同点の場合、1ポイント目を先に獲った選手が勝利
全国大会での1勝は重みが違うよ☆
始めから果敢によく攻めました!
つづく2回戦
のちに今大会の準優勝者となる選手を相手に
3ー6 で敗退
同じ小学1年生とは思えないほど
身体も大きかったし、組手が上手かった
ここからまた頑張ろう!
へそ曲げたらいつでも
拳虎セラピーで復活させてあげるから大丈夫🐯🐯🐯
小学4年生女子
☆出場2度目☆
加登由芽実
春先に足の指を骨折し
十分な練習ができないまま迎えた大阪予選
勝負強さを発揮して第3位で出場権を獲得☆
(この学年は、+αの理由で3位でも出場可)
しかし、大阪予選以降も別のケガが重なり
準備不足感がぬぐえない状態で迎えた本番初戦
2-4 で敗退
戦うイメージは持てていたけど
身体がついていかなかった初戦での敗退
能力が高いのに本当に残念!また頑張ろう!
小学5年生女子
☆出場5度目☆
大山友涼季
大阪予選では昨年からの連覇を果たし出場権を獲得した実力派☆
学校の休み時間も自分でトレーニング続けたり
全少に向けては練習日も増やしたり
もう毎日が空手ざんまいのストイックガール🌸
全国制覇へのチャレンジも今年で5度目
特に昨年からたくさん一緒に練習をしてきたし
たくさん一緒に話もしてきた
とっても良いイメージを持って迎えた本番
少し堅かった初戦以外
順調に勝ち進んでの4回戦
相手は前年度優勝のこの学年最強の実力者という山場
見事に
2-0 で勝利!
僕が今大会で1番シビれた非常にハイレベルな戦いでした🐯
このまま一気に全国制覇!!!!
とは、
なかなか上手くいきません。
次の準々決勝で惜しくも0-1で敗退。
君が追いかける相手がいれば
君を追いかける相手もいる
僕は彼女をよく知るチーム大阪の先生と
「あいつ、まだまだ強くなるんか…」
と、悲しくも嬉しくもある溜息
ユズキがあそこまでストイックに頑張れるのは
“思う限りの努力を尽くしても勝てない”
という
“極上の悔しさ”
を知っているから。
※全少でなくてもこれは経験できます。
これがある限り、
今よりもっと、ずっと、
彼女は強くなり続ける。
今回の4回戦での勝利は、彼女がこれまでの努力で掴んだ真の実力。
準々決勝の敗戦は、彼女が来年に向かうための糧。
ユズキ 第5位
優勝することだけが成果ではないぞ
…けど、優勝したいねん
んなら、いこうぜ!
来年で全少も皆勤賞だ☆☆☆
小学6年生女子
☆初出場☆
森田紗弥
6年生にして大阪予選は初出場
でもって準優勝で出場権を獲得したミラクルガール🌸
本当はミラクルではなく、陰でずっと努力をしてきた一人
様々な事情で強化クラスには入らなかった彼女も 出場を決めてから強化クラスに合流
これまで僕が甘やかして育ててきたことの洗礼
を強化クラスで大いに受けた2ヶ月でもありました 。
えへへ(⌒∇⌒) ごめーんね
ただ、彼女の空手に対する姿勢は純粋で
嬉しい時は誰よりもはしゃぎ、
悲しい時は誰よりも泣く、
仲間の喜びも自分のことのように喜ぶことができるピュアガール
そんな彼女の
小学生最後の年に初めて掴んだ全国への挑戦
初戦、
監督として帯同していた西辻会長が彼女の緊張を察しそばに寄り発した「ひとこと」で彼女はいつもの笑顔に
会長さすがッス!!
笑顔を取り戻しての
初めての全国大会での初戦は
6-0 の完勝!
次も6-3と
勝ち切る強気の組手を大舞台で展開
「もしや…」
の夢も束の間
次の3回戦で2-9で敗退
この得点差は、2-4で進んだ試合後半に
あきらめずに最後まで攻めに出たことでの失点
そりゃもう彼女らしい見事な負けっぷりでした☆☆☆
翌日、
8月4日(日)形競技
太西会からは1名がこの形競技に出場しました。
3年生男子
☆初出場☆
橋本 幸空
学年ではズバ抜けたキレを持ち
大阪予選を優勝で突破☆
もともと身体能力が高いのですが
とにかく彼の凄いところは三年生にして
「練習で持てる体力の全てを出し切る」
ことができるところ
やること一切にブレーキをかけない
休憩中も鏡を見て、
常に自分を超えようと努力する姿勢
1月から強化クラスへ入り
大阪予選以降は会長が付きっきりで指導
初出場ながらも優勝をしっかり視野に入れ
厳しい練習を続けてきました。
アップ中に大阪から糸東会全国を目指して合宿に励む仲間達からの激励が!
全少で戦うサクへ糸東会全国を目指して大阪で形合宿に励む仲間達からの激励!
仲間達の激励にボルテージもMAX
いざ!!!!!!!!!
今大会で使用されたマットはいつもと違い
サク曰く、「すべりやすかった…」
そんなイレギュラーもしっかり競技中に修正し
初戦から3回戦までの全て
5-0 で完勝!
迎えた4回戦
相手は前年度優勝者という山場
2-3 で惜敗…
この対戦相手、今大会では
サクとの試合以外は全て5-0で優勝
サクだけ
2-3 うあぁぁぁぁ!!
サク得意の二ーパイポで勝負していたら…
その後の彼の試合を見れば見るほど
タラレバの思いが沸きあがる悔しい悔しい試合でした。
対戦直後、
涙をぬぐい相手の優勝を応援しつつ
来年のリベンジマッチを本人と約束
なんとも素敵な光景☆☆☆
さて、チーム大阪としては
これまで8年連続で総合優勝をしてきましたが
今大会では
・男子優勝 京都府
・女子優勝 東京都
と譲る結果に
まずは、両県の皆さま
おめでとうございます。
大阪の優勝候補選手たちが続々と敗れる大波乱
言っておきますが、
決して大阪のレベルが下がっているわけではない。
日本中の空手キッズのレベルが上がっている!
形でいうと北海道勢の活躍はすごかった!
他にも
特に組手では新ルールの解釈にジャッジでは温度差を感じました。
だからと言って、来年もこの傾向のジャッジかどうか…
てか、オリンピックに向けてまだまだ変更点も増えてくるでしょう。
一生懸命にやってきてもルールが変われば簡単には勝てなくなる
だからこそ、
子ども達にはこの全少を目標にはしても
ゴールにはしないでほしい
と思う指導者は多くいます。
「どんな大きな大会も通過点」
空手道にゴールという概念はない
その“道”は果てしなく続く
だから今あるすべてが過程です。
その他オフショットを載せます♪
いつも一緒に練習してくれる仲間達に
「ありがとう」
送迎や練習に付き合ってくれる家族に
「ありがとう」
自分を強くしてくれるライバル達に
「ありがとう」
来年はもっと多くの子ども達を連れて行くぞ!!!!
今日はここまで
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8月体験会実施します。(8/8、8/22、8/29)
現在、予想を大幅に上回る参加人数となっています!
興味のある方は、まだ間に合います。
今回、全少に出場した生徒達も応援に参加してくれます♪
https://taiseikaikumiteplu.wixsite.com/mysite/blank-2
本日も、ありがとうございました。