太西会 KUMITE+

糸東流空手道太西会 強化・準強化クラス組手コーチのブログ

君はタンポポの綿毛


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どうやら不思議なタイトルから入るパターンが続きそうです…

 

 

 

が、

 

しばらくこのテイストで続けてみます!(前向き)

 

 

 

あと、長く続けたいですし

柔らかい気持ちで書きたいので

文中での軽率な表現も多少はご容赦ください。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

 

 

先週からスピード強化を目的とした練習に取り組んでいます。

 

 

 

正確には、これまでやっていた練習を活かしつつ

 

より一層 “スピード感” を意識し

 

+α の動作・意識を足していく、といった内容

 

 

 

 

“スピード感” を上げるには、

 

基礎的な筋力や技の形などがもちろん土台となります。

(この土台づくりに時間も労力も超かかるんですが、、、)

 

 

そして、そこから無駄な動きを削っていきます。

 

 

これには一人一人違いがあって、

 

上半身、下半身、左半身、右半身、左足、右足、右手、左手、ひじ、脇、腰、膝、、、、、、、うぉぉぉぉっ!!!!!!!!!

 

 

 

ってなるぐらい無駄使いしている身体の箇所が子どもによって違います。ふぅ…

 

 

 

 

子どもの横にへばりついて

 

一人一人を彫刻するように凝視し

 

その子の無駄をひとつひとつ削っていきます。

 

 

 

 

そのような個別の課題はありつつ

 

“スピード感” を意識する上で

 

とっても重要なことがあります。

 

 

 

 

 

 

それはいったい何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

ヒントを出します

 

 

 

 

 

 

 

あらためて、もう一度

今回のタイトルをご覧ください!

 

 

 

 

 

「君はタンポポの綿毛」

 

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

はい、

 

 

 

 

 

正解は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“脱力する” ことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の練習である女の子がなかなか肩の力が抜けないので

 

 

 

「君はタンポポの綿毛だ。風になびくように構えてごらん。」

 

 

 

と、伝えました。

 

 

 

 

 

 

 

瞬発力に使う筋力は、身体のごく一部分です。

 

しかし、相手と向かい合うことで気迫の交流が起こり

 

自然と肩に力が入ったり、全身が強張ったりします。

 

また、目にも力が入ることで視野まで狭くなります。

 

 

 

 

 

 

この力んだ状態が引き起こす最悪の事態は

 

“身体の動きが止まる” ことです。

 

 

 

 

 

 

このように、

力(りき)んだ状態では、スピードだけでなく

パフォーマンス全体が落ちてしまいます。

 

 

 

 

 

 

それまでの練習では、

 

「しっかり突いてー!」

 

と力ませておきながら

 

 

「力を抜いてー!」

 

と無駄な力を抜かせるという相反する訓練

 

 

 

 

 

最初は、子ども達も頭の中が「???」な状態ですが

 

何度も繰り返していくうちに

 

シュンっ!

 

と、風を切るような動きを体感していくことになります。

 

 

 

 

 

これがまた、

 

超気持ちいいー!!んです。

 

 

 

 

 

まだまだ身体が成長途中な子ども達ですので

 

難しいところは沢山あるのですが

 

目指すところは、全体的に柔らかく保ちながら

 

身体のある一部分だけ緊張感を持たせることです。

 

 

 

 

その一部分とは、、、

 

 

 

それは、、、

 

 

 

ここでは内緒にしておきます。

 

 

 

 

 

 

足す技術あれば、引く技術あり

 

 

 

 

 

 

身体の軸を活かす空手道の動きは

 

その軸を中心に、前・後、というように

 

すべての動作に表裏の技があります。

 

 

 

 

 

 

前ばっかり見ててもダメなんですね…

 

 

 

 

 

また

いつかに続く