太西会 KUMITE+

糸東流空手道太西会 強化・準強化クラス組手コーチのブログ

でんでん太鼓

でんでん太鼓」といえば、空手好きな大人なら

 

映画「ベスト・キッド2」(1986年公開)を思い出すかもしれません。

 

はたして今回のブログでは、どのように登場するでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもに関わらず、組手を教える上で初歩段階に大きな壁があります。

 

 

 

 

それは、

 

“突き手” 

“踏み込み(前足)”

“気合(声)”

 

を同時に合わせることです。

 

 

 

 

大抵の生徒は、足の踏み込みが早く、手が遅れて相手に当ります。

その逆もしかり。

 

 

 

この 手と足と声 が同時になることで

 

攻撃に “極め(キメ) が生まれ

 

試合では、審判が旗を揚げる重要な判断基準ともなります。

 

 

 

 

この “極める感覚”

 

略して “キメ感”

 

 

 

 

実は、これは空手道の教えにおいて

 

とっても重要な “技” です。

 

 

 

 

※ここからの内容は、空手道の解釈におけるひとつの例としてお納めください。

 

 

 

 

空手道は、戦後に大きく発展しました。

敗戦国である時代背景もあり、

欧米人への意識が強くなります。

 

 

 

 

 

“身体の小さな日本人” 

 

が 

 

“身体の大きな欧米人”

 

に打ち勝つための術も研鑽(けんさん)されます。

 

 

 

 

 

そういった中で、

 

踏み込みのタイミングに突き手を重ねることで

 

ひとつの拳に身体全体のパワーを集約させる

 

という技を生みます。

 

(踏み込み以外の要素も必要です!)

 

 

 

 

最近では、破壊力は求められないので

 

そこにフォーカスした練習はしませんが、

 

本気で取り組めば、

 

「刻み突き」

 

で相手を吹っ飛ばすことができます。

 

それほど力強い打ち方です。

 

 

 

 

 要は、

 

腕の筋力だけで突く

 

のではなく

 

身体全体で突く

 

という技術

 

 

 

 

 さらにもっと言えば、

 

 

究極は、

 

足で突く!

 

 

ということです。(解釈の一例です)

 

 

 

 

 

 

僕はよく柏手を

「パン!」、と叩き

 

その 一拍の音 

 

“突き手”、“踏み込み”、“気合(声)”

 

を合わさせるよう

指導することがあります。

 

 

 

 

子ども達には、言葉で伝えるより

 

“リズム感” として

 

馴染ませた方が習得しやすいので

 

「空手ダンスや!手の音(パン!)に合わせて~」

 

なんて言いながら練習することも。

 

 

 

 

 

 

 

だ け ど 、、、

 

 

 

 

 

 

この “キメ感”

 

ある程度試合で勝てる生徒には

 

多かれ少なかれ、既に身についています。

 (それだけでもスゴイ!)

 

 

 

強化クラスの生徒だと尚更、、、

 

 

 

 

 

 

 

前置きがだいぶ長くなりましたが、

今日の本題はここからです!

 

 

 

 

 

 

テーマはズバリ!

 

 

 

“キメ感の呪縛” です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凄く上手くなったはずなのに、、、

  

 

最近なかなか勝てない…

 

いま一歩伸び悩んでいる…

 

 

 

 

そういった生徒達を蝕む要因のひとつ

 

 

 

それが、

 

 

 “キメ感” ありき、

 

ゆえの “呪縛” 

 

 

というものです。

 

 

 

 

 

 

前置きが長かったのでショートカットして説明すると

 

“キメ感”を身体で覚えだすと

 

身体の動きが小さくなるんです。

 

 

 

なぜなら

 

 

小さく動いた方が 

“キメ感” を作りやすいから。

 

 

 

 

短く踏み込んで、短く突くと、

タイミングが合いやすい

 

と言えば想像しやすいかもしれません。

 

 

 

 

これが、 “呪縛”

 

 

 

 

 

その子の身長や運動能力からすれば

 

本来なら、あと10~20cm以上も

 

遠くに踏み込めるはずなのに

 

簡単に手前でフィニッシュを作ってしまう…

 

 

 

 

練習熱心な生徒ほど、かかりやすい課題です。

 

 

 

 

 

 

 

この “呪縛”の解き方 をお伝えします。

 

 

 

 

 

 

それは、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回!

 

 

 

 

 

 

もったいぶって、ごめんなさい!!!

 

しかも

タイトルがここまで全く関係ない!!!

 

 

 

 

でも、これから書こうとしている

解決法のボリューム考えたらここで区切るべきだと思いました。

 

 

 

 

 

 

言い訳も含め少しだけ予告しておきます!

 

 

 

 

 

中国武術太極拳、気功法などで用いられる、ある動き

 

 

 

 

これを現代のスポーツ空手に応用します!

 

 

 

 

と言ったところで

 

謎だらけ!

 

 

 

できるだけ早急に仕上げます!

 

ではでは